エイドリアン・グレニアー×堀内葉子インタビュー セレブがパパラッチを撮った!
ひとつ気付かされたのは、世界中の素晴らしい学者さんや物書きの方でも連絡しようと思えば連絡できるということ。さっきお話した本の著者にも「ぜひインタビューさせてください」といきなりメールを送ってみたら、快く応じてくれて映画にも出演してくれた。だから、“教育”というものは何か手の届かないイメージがあるかもしれないけど、実はそうじゃないんだと。学びたいのであれば、自分でイニシアティブを取ればいいんだ、ということをすごく学んだよ」。
堀内:ではパパラッチとの間で1番困ったことは何ですか?
エイドリアン:僕の場合はドラマや映画公開時期でない限り、そんなにパパラッチ攻撃はひどくないと思うよ(笑)。やっぱり女性の方がターゲットになりやすいんだ。そもそも僕はニューヨークに住んでいるので、L.A.と比べるとパパラッチの数が少ない。でも全く予期していないときにパパラッチが出てくると、まるでモンスターに襲われるような気分になるよ」。
「有名=幸せ」ではない
堀内:映画の中でも語られていますが、ある程度有名になると、パパラッチは困るけど、全くいないのも淋しい…。その気持ちも分かるような気がしますが、そのボーダーラインは難しいですよね?
エイドリアン:やはり注目されるということにはとても誘惑的な要素があって、ある程度注目されるのではという予感がハズレたとき、例えば、思っていたよりカメラの数が少なかったりすると「もしかして自分に何か足りないんじゃないか?」