【ハリウッドより愛をこめて】ノミネート発表の会場に潜入! アカデミー賞授賞式迫る
さて、今回作品賞に候補入りしたのは10本。『トゥルー・グリット』に『Winter’s Bone』(原題)、『キッズ・オールライト』、『ブラック・スワン』、『英国王のスピーチ』、『トイ・ストーリー3』、『インセプション』、『ザ・ファイター』、『127時間』、そして私のお気に入り『ソーシャル・ネットワーク』。いまのところ、全米メディアの映画評では圧倒的に『ソーシャル・ネットワーク』の受賞が有力視されていますが、他のカードも侮れません。実際、票を握るアカデミー会員の方々は英国王室を題材とした作品は大好きですし、ここ最近では『トゥルー・グリット』の評判も上昇中。どちらかが『ソーシャル・ネットワーク』の受賞を阻む、というのもあり得ますね。
主演男優賞ではオスカー女優でもある妻ペネロペ・クルスとの間に息子が誕生し、パパになったばかりのハビエル・バルデム、昨年の覇者ジェフ・ブリッジス、ジェシー・アイゼンバーグ、今年の授賞式のホストのひとり、ジェームズ・フランコ、そして最有力のコリン・ファースが候補入り。5人共とっても素晴らしい俳優ですが、正直なところ、コリンの受賞は間違いないのではと思います。『英国王のスピーチ』で見せた演技は、主演男優賞を受賞したゴールデン・グローブ賞然り、大絶賛を浴びてきていますが、まだその嵐が止まるようには思えません。