山田涼介、"キラキラ感"は瞬時に出し入れ! 「生きる場所は芸能界」確信
――それはおっしゃるとおりです(笑)。遼一は、等身大の青年というか、アイドルの山田さんを封印するような役ですよね。
そうなんです。だから、遼一を演じているときは、(アイドルの)キラキラ感みたいなものは、できる限り出さないように心がけていました。
――その「キラキラ感」は出し入れできるものなんでしょうか。
ええ!(ここでキラッとした笑顔) 意外とできるんですよ(笑)。ステージって、アイドルしやすい場所というか、「スターにさせてくれる場所」だと思うんです。それはスタッフさんの力もあるし、自分自身の経験もあるんですけど、自分の見せ方をわかっていなければ、お客さんに伝わらないんですよね。
だからこそ、そのへんの出し入れは瞬時に出来たりするものなんです(笑)。
――なるほど。
遼一という役を作っていくにあたって、自分でも知らなかった、「普通の青年」の山田涼介という引き出しを探っていったというか。僕は10歳からアイドルをやっているので、人前に出る場合は、ちょっとした仕草でも「アイドル感」って出ちゃうんです。それを一切出さない、プライベートの「だらけた山田」のモードもあって、遼一という役は、そのモードでずっといる感じですね。