山田涼介、"キラキラ感"は瞬時に出し入れ! 「生きる場所は芸能界」確信
――もしも、山田さんがアイドルではなく、普通の大学生だったら……というイメージでしょうか。
まさにそうですね。髪型ひとつとっても「ちょっとダサくしてください」って、スタッフの方に頼んでみたり。服装は「大学生といえばチェックシャツでしょう!」という勝手なイメージがあったので(笑)、「そこにニットを合わせたりすれば、学生臭さが出るんじゃないですか」みたいに提案して。そういう細やかなところを気にしていましたね。
○■ダサい自分も気にしない
――先程、監督とは意見が違う部分もあったとおっしゃっていましたが。
正直、監督の言っていることが、理解できるまで時間がかかったというか、「どうしてこの演出なんだろう?」と思うシーンもあって。おそらくは脚本のまんまやると、トーンが重くなるから、そこで主人公の遼一の言動で少し雰囲気を軽めにしたら、映画全体のトーンが明るくなるという意図があったのかなとか、後から気づくようなことはありましたね。
やっぱり、出る側の人間、作る側の人間の考え方の違いが出てきますし、だけど最終決定権は監督にあるので、そこで僕らはどう立ち回れるか、それが役者だと思っています。もちろん譲れない部分はお互いにありましたが、でも最終的には監督に任せます!
――そして、この映画の魅力として、山田さんや芳根さんの話す広島弁もあると思うんです。