くらし情報『コピーライターにきいた、ことばのコミュニケーション術 (4) 市場価値を上げれば、社内価値も上がる -「エレベーター式」働き方(小西利行さん)』

2014年9月28日 17:47

コピーライターにきいた、ことばのコミュニケーション術 (4) 市場価値を上げれば、社内価値も上がる -「エレベーター式」働き方(小西利行さん)

これは有名な話ですが、『幼稚園をつくってほしい』と言われたときに彼は『全部が遊び場の幼稚園がいいと思うんですよね』と言ったそうです。目指している方向が明快でしょう。建築家はそこから『全部が遊び場って?』と考えたら『あ、屋上もか』と思いついて、でも子供が屋上に出るのは難しいから地続きにしよう…となる。

それは、建築家が作る前に可士和さんがひとつのルールを敷いたんです。コンセプトって道しるべでありルールなんですが、ルールがあると人は考えやすくなるんですね。『なんかおもしろい幼稚園』『なんか新しい幼稚園』と言われたら最悪ですが、『遊び場』と言われたら考えられる。考えられるルールを作るのが、クリエイティブディレクターの本分です」

--「コンセプト」が何なのか、わかりやすいです…

○コンセプトは道しるべであり、ルール

小西さん「うちのホームページも可士和さんのホームページも中村勇吾さんにお願いしていまして、作成する前に可士和さんは何て言ったの? と聞いたら『トークショーの屏風をつくってほしい』と言われたそうです。だから可士和さんのホームページを見たらわかるけど、何もないところに屏風のように色が並んでいて動いてるだけなんです。

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