「9」を飛ばした「Windows 10」で新たなスタートラインに - 阿久津良和のWindows Weekly Report
これは、Microsoftが見据える今後の目標に合致するものとみていいだろう。
以前からMicrosoftはHPC(ハイパフォーマンスコンピューター)からクライアントPCまで、自社製品による統一を目標としてきた。そのためサーバーOSであるWindows Serverシリーズや、クラウドプラットフォームであるMicrosoft Azureをリリースしている。
Microsoft CEO(最高経営責任者)のSatya Nadella氏は、iOSやAndroid用アプリケーションをリリースするなど、クラウド時代を見据えたマルチプラットフォームをアピールしている。10月1日に来日した際には、「(自社における)もっとも重要なリリースのひとつ」とWindows 10が持つ存在感の大きさをアピールしながら、「人々のエクスペリエンスを変えるOSだ」とワンプロダクトファミリーの強みを強調した。
このワンプロダクトファミリーは、タブレットやPC上で同じOS(Windows 10)が動作することを意味する。前述のMyerson氏やNadella氏が「スマートフォンでもタブレットでもPCでも、同じ(Windowsストアアプリ)