2014年10月6日 17:25
「9」を飛ばした「Windows 10」で新たなスタートラインに - 阿久津良和のWindows Weekly Report
○「10」が意味する新世代のWindows
既報のとおり10月1日(米国時間)、Microsoftは「Windows 10」を発表した。事前に「Windows 9」や開発コード名のThresholdをもじった「Windows TH」といった呼称が予測されていたが、ふたを開ければ「9」を飛ばして「10」を採用。関係者を驚かせた。
この数字を採用した理由や意味について詳しくは語られていないものの、OS担当EVP(エグゼクティブバイスプレジデント)のTerry Myerson氏は公式ブログで「新世代のWindowsにおけるファーストステップを表す」と述べている。発表イベントでは「本当は『Windows One』と名付けたかったが、彼がすでに使ってしまった」と、Microsoft創設者であるBill Gates氏の若い頃の写真を映しだした。
Build 2014でも言及し、関係者も語っていた"Windowsの再統合"を機として、キリのよい数字を選んだと推測するのが自然だろう。さらに今回の発表では「ワンプロダクトファミリー、ワンプラットフォーム、ワンストアー」というスローガンをあらためて披露した。