「9」を飛ばした「Windows 10」で新たなスタートラインに - 阿久津良和のWindows Weekly Report
コンテンツが動作する」と口にするように、Windows PhoneやWindows RTのコア部分を完全共通化し、再統合したのがWindows 10だ。○3つの"One"を目指すWindows 10
拙著記事で述べているように、Windows 10は多くの機能を新たに搭載してきた。スタートメニューの復活やWindowsストアアプリのウィンドウ化、スナップの機能強化、タスクビューボタン、仮想化デスクトップと枚挙にいとまがない。
Windows 10は、Windows Vistaから改良を重ねてきたカーネルと、Windows 7に改良を加えたUIという長所を兼ね備えたOSである。発表会でOS担当CVP(コーポレートバイスプレジデント)のJoe Belfiore氏が認めているように、多くのユーザーはタッチ操作が可能なモダンUIに興味を持たず、Windows 7を選択しているのが現状だ。
少々脱線するが、多くのユーザーがモダンUIを避けているのは理解できる。ただし、それはデスクトップPCやノートPCといった旧来の操作で最適化された環境に限っての話だ。確かに筆者も当初は違和感を覚えたものの、使い慣れてみれば決して悪いOSではないことは述べておきたい。