配信で見る『刀ミュ』 シェイクスピアをも連想させる〜三百年の子守唄〜
「食べてしまおうかな」のにっかり青江のセリフでも審神者は沸く。
蜻蛉切は大きな身体で父親らしい。大倶利伽羅と千子村正だけまだ竹千代に関わらない。
千子村正「ふたりで一緒に暮らしませんか」
大倶利伽羅「馴れ合うつもりはない」
ここでも審神者は沸く。大倶利伽羅と千子村正のコンビプレーには何度もくすぐられた。
○■演技論にも通じるセリフが響く
そして、あっという間に10年が経過!
天文20年(1551年)駿府、ちょっとさみしん坊な竹千代を物吉貞宗とにっかり青江が励ます。ここで物吉貞宗が「かあかあ ゲコゲコ」と、「きらきら」(「阿津賀志山異聞」より)を歌うのがかなりうれしかった。
さらに「かざぐるま」の歌とともに、竹千代が刀剣男士に剣や学問を習いながら成長していく。
歌に合わせて剣や勉強をするスケッチ描写のなかで舞台の奥から少年、青年……と俳優が現れて、バトンタッチするように入れ替わっていくところはアナログならではのスマートな見せ方。天文24年(1555年)竹千代、13歳。元服 松平元康と名を改める→永禄2年(1559年) 長男・信康誕生と、どんどん月日は流れ約20年が経過。さらに永禄3年(1560年)