くらし情報『男の家電 (126) 冬の朝を快適にするエアコン暖房の「即暖」機能』

2014年10月30日 08:00

男の家電 (126) 冬の朝を快適にするエアコン暖房の「即暖」機能

男の家電 (126) 冬の朝を快適にするエアコン暖房の「即暖」機能
賃貸物件などでは、室内で石油ストーブやガスストーブを使用できないケースが少なくない。そういった場合、冬の暖房は、基本的に電気を使用することになる。電気暖房で部屋全体を暖めようとした場合、最も適しているのはエアコンだ。ただし、エアコンの暖房にも問題点はある。エアコンで暖房を行う際に気になるのが、暖かくなるまでの時間だろう。今回は暖かくなるまでの時間にスポットを当てたい。

○余熱の利用でエアコンが暖かくなるまでの時間を短くする各社の工夫

エアコンに使用されている冷媒は圧縮すると液体となり、圧縮していない状態では気体になる物質だ。気体となっている冷媒が液体に戻る際に熱を出し、逆に液体から気体に変わる際には周囲の熱を吸収するというのがエアコンの基本原理だ。


室外機のコンプレッサーで圧縮され液体となった冷媒は、室内機に届き熱交換器の中を通る。暖められた熱交換器に室内機が風を当てると、温風となる。一方、室外機側では液体の冷媒が気体に変わり、その際に周囲の熱を奪う。さらにその冷媒を圧縮してふたたび室内機に送る。これがエアコン暖房のサイクルだ。つまり、圧縮されて液体になった冷媒が室内機に届き、室内機の熱交換器が十分に温まってからでないと温風は出てこない。

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