くらし情報『キャリアななめ斬り! (32) プロに対してプライベートなお願いをするときに気をつけること』

2014年11月6日 17:30

キャリアななめ斬り! (32) プロに対してプライベートなお願いをするときに気をつけること

最初から、手作り感いっぱいのレベルで良いと言ってくれれば、自宅にあるような家庭用の機器などを持参する。司会も自分がやる。集客もネットの個人アカウントで呼びかける。集まりが少なければ少ないで「おやおや、思ったよりも集まりが少なかったわ~」で笑って済む話ならばそれでいい。「私人」として手弁当でできることは少なからずある。

仮に「プロ」の品質を求められているのであれば、少なくとも自宅の機器を持ち出したり、自分で司会をやったりしない。プロにはプロの仕様がある。ましてや、集客のための告知を中途半端に自分の個人のアドレス帳から行ったりしない。
計画的、組織的に再現が可能な施策のみを行う。これは最低限のPRの仕事の基本である。

結果として、当日になってモニタが小さいだ、音響が悪いだ、人の集まりが少ないなど、素人のようなミスがあれば、プロとしては大きな失態である。「私、失敗しないしないので」というセリフは、フリーランス医師の大門未知子だけの架空の話ではない。司会者であれPRの仕事であれ「失敗しない」のはプロとしては、当然のことで、失敗したら「クビ」にされても致し方ない世界である。

決して個人的な依頼はしてはいけないという話ではない。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.