2015年1月7日 13:28
CES 2015 - NVIDIA「Tegra X1」の正体、規格外の高性能は次世代運転支援への布石
さらに同氏は、NVIDIAとの協業により、これまで5年ほどかかっていたコンピューティングデバイスの実装が、約1年ほどに短縮されつつあるとして、年内にはNVIDIAが昨年発表したTegra K1を、来年にはTegra X1を採用したモデルを市場投入できるという見通しを示した。
NVIDIAとしては、スーパーコンピュータ市場などで圧倒的な支持を得ているCUDAの成功事例をオートモーティブ分野にも適用することで、競合他社の追撃が始まる前に、一定の市場シェアを固めてしまおうという狙いも見え隠れする。その意味では、Tegra X1でMaxwellアーキテクチャをさらに拡張し、FP16のサポートを追加することで1テラFLOPSの演算性能をいちはやく実現するとともに、複数のカメラを利用した走行環境認識やディープラーニングの開発環境を、パートナーに提供できるようにしたことは、未来の自動車市場における基盤を整える大きな一歩となりそうだ。
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