2015年1月8日 10:00
個人のアイデアを電子工作で商品へ、ルネサスとアレックスが共同で支援
○ルネサスのマイコンを使ってアイデアを具現化
大手マイコンベンダのルネサス エレクトロニクスと、クラウドファンディング「COUNTDOWN」を提供しているアレックスは、2014年(昨年)10月から、個人のアイデアを電子工作で実現し、さらには商品化するまでを支援するプログラム「がじぇっとるねさす チャレンジプログラム」を共同で進めてきた。
チャレンジプログラムは概ね、4つのステージで構成されている。はじめは「ラーニングステージ」で、参加者にクラウドファンディングの基礎や、ものづくりに必要な知識などを習得してもらった。次が「プロトタイピングステージ」で、参加者(一般からの応募者)にアイデアを形にしてもらう。このためにルネサスは、電子工作に必要な機器や工具などを置いた試作スペース「がじぇるーむ」を東京・飯田橋のオフィスに設け、参加者が利用できるようにした。
そして2014年12月13日には、チャレンジプログラムは次の重要なステップである「マーケットステージ」に進んだ。これは参加者が試作した作品のコンテストである。アイデアと試作品を開発者が紹介し、聴講者(ほかの開発者や一般の来場者など)が作品を採点することで優秀な作品を選出するというイベントである。