くらし情報『「どの業界でも顧客が何を求めているかは変わらない」 - 横浜DeNAベイスターズ 池田球団社長が語る「経営論」』

2015年1月21日 13:48

「どの業界でも顧客が何を求めているかは変わらない」 - 横浜DeNAベイスターズ 池田球団社長が語る「経営論」

つまり、先に挙げた観客動員数の減少は、プロ野球の球団経営が上手く立ち行かない状態にあったことを示す数字の一つとも言える。

ただ、動員数は増えているものの、当時から現在に至るまで多くの球団が赤字経営を強いられている状況はあまり変わっていない。1年単位で見れば、2013年に日本一に輝いた東北楽天ゴールデンイーグルスなどの例もあるが、恒常的に黒字経営が続く球団は圧倒的なファン数を抱える読売ジャイアンツと阪神タイガース、そして"身の丈経営"を心がける広島東洋カープだけとも言われている。

黒字の球団はいずれもセ・リーグ。かつては放映権料収入によって黒字を確保していたとされるが、地上波のテレビ放映が減った現在でも黒字を維持している。一方で残る中日ドラゴンズや東京ヤクルトスワローズ、そして横浜DeNAベイスターズは赤字状態であることに変わりはない。

プロ野球球団の赤字は、親会社などの広告宣伝費として計上できるため、親会社の財務状況さえ許せば「広告・宣伝」の一環として処理できてしまう。実際に、企業の広告塔になってしまうことを避けるとされているNHKでさえ、プロ野球の試合結果などを放映する際に「東北楽天」

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