2015年1月21日 13:48
「どの業界でも顧客が何を求めているかは変わらない」 - 横浜DeNAベイスターズ 池田球団社長が語る「経営論」
や「横浜DeNA」「福岡ソフトバンク」などと紹介していることから、その宣伝効果は絶大であることがわかる。ただ、どの球団も一つの法人格として存在していることには変わりなく、普通の企業であればこれほど長期間の赤字垂れ流しという状況は好ましくない。
もちろん、各球団とも現状を指をくわえてみているわけではない。今回、横浜DeNAベイスターズの代表取締役 球団社長である池田 純氏に球団経営の在り方をたずねた。
○今年はAクラス?
まずは横浜DeNAベイスターズの現状から説明していこう。ベイスターズは2012年より横浜DeNAベイスターズとしてシーズンを戦っているが、前年の2011年まで4年連続セ・リーグ最下位となるなど「低迷していた」という言葉以外、何も言えないチーム状態であった。
ただ、2012年シーズンからはDeNAへの親会社変更を機に球団社長が池田氏に替わり、GMに高田 繁氏、監督に中畑 清氏が就任するなど、いわゆる「血の入れ替え」が行われた。
その結果、2012年こそ最下位を抜けだせなかったものの、2013年、2014年は5位。
特に2014年は首位巨人に勝ち越し、9月頭までクライマックス・シリーズ出場権を得られる3位争いに加わるなど、着実にチーム状態が上向いている。