くらし情報『2015年の日本マイクロソフトが目指すITの未来』

2015年の日本マイクロソフトが目指すITの未来

そして、これらがすべてクラウドへ常につながった世界を指す」と、先のキーワードが持つ意味を説明した。

もちろんキーワードを唱(とな)えるだけでは、ビジョンを示したに過ぎない。実現するには基盤となる技術力やインフラ、開発・運用能力が必要となる。その技術力を生み出すのが、1991年からMicrosoftが運営してきた研究所「Microsoft Research」だ。同研究所といえば、創設者のRichard Rashid氏(現在はOSエンジニアリンググループに所属)が有名だ。当時のCTOだったNathan Myhrvold氏は「ハードウェアの進化が速まりつつあるため、IT技術を基礎から研究し、未来へ投資すべきだ」と、Bill Gates氏やMicrosoft経営陣に提案したという。その結果、翌年の1991年にはRashid氏を迎えて研究所を設立した、というのが大まかな流れだ。

Microsoft Researchは、"最先端の技術研究"、"革新的な技術の取り込み"、そして"自社製品へ未来を築く"という3つの使命を持ち、従来は3年以上先の自社製品に実装できる技術を研究してきた。
これ自体は現在も変わらないが、Nadella氏のCEO就任後は研究期間にこだわることなく、研究プロジェクトチームがそのまま開発チームに加わるケースもあると加治佐氏は語る。

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