仲里依紗、際立つ自己発信力 原動力は「シェアしたいという単純な思い」
と語る。
彼女が演じたバーブは、真っ赤なモヒカンヘアがトレードマークという、かなりエッジのきいたキャラクターだ。仲の声優としてのスキルは、出世作『時をかける少女』ですでに実証済みだが、今回もバーブ役を見事に自分のものにしている。
「自分の声は子どもっぽいというか、少年っぽいと思っているので、果たしてロックの女王というキャラクターに合うのかなと心配でしたが、トロールズのキャラクター自体がかわいいから、その雰囲気にはハマっていたので安心しました」
圧巻の歌唱シーンは観る者のハートを揺さぶるが、「歌は、全然得意じゃないです」と恐縮。「ロックはすごく好きで、めちゃくちゃ聴きますし、歌を聴くのも好きなんですが、カラオケでは恥ずかしいから歌いたくないタイプ。ただ、今回は仲里依紗としてではなく、バーブとして歌うので、そこは楽しんでやれました」
今回ボイストレーニングにも通ったそうで「先生に見てもらい、発声の仕方から、ロックの歌い方や、マイクの握り方まで、いろいろと教えていただいたので、勉強になりました」と笑顔を見せる。一見ヒールに思えるバーブだが、「お父さんが大好きだし、ピュアさもあるので、あまり悪として演じすぎても違うかなと思い、そこのバランスを取るのに苦労しました」