くらし情報『喫煙大国、中国。知られざるその禁煙事情とは??』

2015年2月20日 09:23

喫煙大国、中国。知られざるその禁煙事情とは??

喫煙大国、中国。知られざるその禁煙事情とは??
○喫煙大国、中国の日常

バスから降りるやいなや、「カチッ」という音が聞こえる。タバコの火をつけるライターの音だ。ようやく吸える場所に出たとばかりに男性たちはタバコを吸いはじめる。
中国は諸外国に比べると、喫煙率の高い国だ。さらに国民の喫煙マナーに対する意識も希薄のようだ。歩きタバコを悪いと思っている人は少なく、吸い殻はポイ捨て、踏みつけて火を消すことすらしない。
レストランでの喫煙は当たり前、はてはエレベーターの中でまで吸っている。

2014年の中国国家衛生・計画生育委員会(衛生計生委)の発表では、中国の喫煙者数は3億人を超えており、15歳以上の喫煙率は28.1%に上る。

しかも7.4億人の非喫煙者が受動喫煙の被害を受けているという。
もちろんこんな状態だから肺ガン率も高い。世界保健機関 (WHO)の調査によると2012年の世界の肺ガンの新規患者は36%が中国人である。
世界の人口における中国の比率は約19%であるから、明らかにその数は多いといえる。しかも医療関係者の話によると、医療行政が完全ではない地方では亡くなってもその原因まで調べない例もあり、肺ガンによる死者は発表されている以上に存在するであろうという。

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