衛生鎮の項目の中には公共の場所に禁煙マークを表示し、タバコの広告を貼ってはならないという禁煙に関するものも含まれている。
こうした地方単位での試みは他都市でも行われており、また観光地でも博物館や自然公園で禁煙を始めるところが増えている。
○罰金金額1,960元(約37,240円:1元=19円で計算)!
前述した「史上最も厳しい」禁煙令では公共の場所で制止されても喫煙を止めない場合の罰金条項がある。金額は500元(約9,500円)くらいになりそうだ。むろんまだこの法律は草案に過ぎないが、すでに喫煙への罰金を定めた条例はある。
例えば2014年に施行された鉄路安全規則条例(鉄道安全規則条例)では、喫煙に対し罰金が定められている。この条例に則り、2015年2月10日には高速道路で車内から吸い殻を投げ捨てた人が20元の罰金を払うという処罰を受けた。また広東省の広州鉄道警察では、今年の1月からの約1か月間で、車内で喫煙をした乗客26名に対し罰金を科している。
その額は最低で500元、最高で1,960元となかなか高額だ。
1,960元を支払った旅客は鉄道警察の指導に従わなかった上、警察を罵倒するなどの行為があったため、この金額になったのだという。