くらし情報『禁煙外来で卒煙!? 初めての禁煙治療では何をするのか』

禁煙外来で卒煙!? 初めての禁煙治療では何をするのか

細かく分析すればヒ素やダイオキシンなども検出されるんですよ。
たばこが原因の疾患でもっとも多いのが喉のがん。続いて肺がんや食道がんとなります。血液経由で発がん物質が全身に行き渡りますので、あらゆるがんになる可能性が高まっていきます。
他にも心筋梗塞や脳梗塞などを含めた日本人の4大死因すべてのリスクが高まるほか、COPD(慢性閉塞性肺疾患)や認知症などにもなりやすくなります」

病の前兆は、喫煙者の体には既に表れているかもしれない。わかりやすいのは脳貧血だ。タバコを吸った人なら経験があるだろうが、数時間ぶりにタバコを吸った際、深く吸い込むと頭がクラっと来るはずだ。

それこそが脳貧血と呼ばれる状態であり、そのまま血流に大きな障害が発生すれば、脳梗塞を起こしてしまうことにもなりかねないのだという。


○朝一番のタバコは、ニコチンへの依存度が高まっているサイン。

村松院長は取材用にこうした説明を行ったわけではない。いつも禁煙外来に訪れた患者の前で解説している。喫煙者なら情報内容の程度の差はあれ、どこかで耳にしたことがある話ではある。

しかし、専門家である医師に、体系立てられながら目の前で解説されると、話のリアリティが全く異なってくる。

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