元AKB48前田亜美、“やり遂げる力”の源と支え「私は母子家庭で育ちました」
三姉妹の真ん中なんですけど、姉は小さい頃から身体が弱かったので、「私がお父さんにならなきゃ!」みたいな思いが小さい頃からあって。それも勝手に思っていただけで別に嫌なわけではななくて、「ママの助けになりたい」「褒められたい」と。どうやったら周りに認めてもらえるのかを考えながら生きてきたので、そういう我慢強さとかはアイドルの世界でも生かされたのかなとも思います。
あとは小さいことを気にしなくなりました。「寂しい思いをしてきたよね」とか「つらい経験だよね」みたいにそういう経験をしたことがない人から気を使われることもあるんですが、私の中では母子家庭は全然悪いことではないし、むしろ家族があってありがたい。経験できてよかったと前向きに捉えています。
楽しいことの方が、逆に多かった。母子家庭で三姉妹なので、当たり前なんですが家に女しかいないんですよ(笑)。
いろんな話をするし、本当に自由。そして家族の絆がとにかく強いです。
――家族への感謝の思いも、しっかりと伝わる文面でした。
母は仕事をしながら私たちを育ててくれました。口癖は、「自分で何でもできるようになりなさい」。ご飯も作れるようになって、妹の面倒を見たり、姉の手助けをしたり。