元AKB48前田亜美、“やり遂げる力”の源と支え「私は母子家庭で育ちました」
でも、助けてくれる人は自分の周りにたくさんいるということを25年間生きていて気づくことができました。それも含めてファンの方への相談じゃないですけど、最初にメッセージとして伝えたかったのが、「孤独」や「悲しみ」。ネガティブな部分を入れるか悩みましたが、そこも含めて人間味。アイドルをやっているといろいろな経験があるし、楽しいだけじゃない。そこを伝えるために「孤独」と「悲しみ」を最初に入れました。
悲しい時はとことん落ち込むタイプ。お風呂でもわんわん泣いたり! そうやって悲しんでる自分のことが笑えてきて、泣くとスッキリします。そうやって生きてきたことも、伝えられればいいなと思って。
せっかちな性格なのですぐに切り替えたいんですけど、そうやって落ち込まないと楽しさにも気づけない。悲しいと感じたら泣こう、溜め込まないと心に決めて。卒業して一人になりましたけど、誰も助けてくれないわけではない。家族やファンもいて、相談すれば助けてくれる人もいる。だからこそ一人の時間も大事だと受け止めています。
――印象的だったのは「やり遂げる」という言葉。その「やり遂げる」原動力は何だったのでしょうか?
私は母子家庭で育ちました。