2015年3月23日 08:00
会社を成果主義にするには「さん付け」が必要!? - 「ウイルスセキュリティZERO」「筆王」ソースネクスト社長のエキサイティングな会社づくりとは
当社のビジョンは「世界一エキサイティングな企業になる」。これは自分たちの働く環境のことも言っていますし、事業や仕事についてエキサイティングにしたいという思いも込めています。例えば、会社として「これは社会にとって良くないな」ということを事業にしていたら、給与が高くても後ろめたいです。誇りを持つ仕事ができるというのは重要です。
当社は世界の素晴らしい製品を日本に持ってくるローカライズ事業も行っています。例えば、当社が最初に発売したパソコンソフトは「算数戦士ブラスター」という製品です。アメリカで販売されていたものを日本仕様にして発売したのですが、算数を勉強したくない子供がゲーム感覚でどんどん算数ができるようになっていくと、気持ちがいいですよね。社員がどういきいきと楽しくできるかを原点におくと、年功序列はなくし、誇りが持てる仕事でなくてはならなかったんです。
――何かそのために工夫されていることはあるんですか?
一例をあげると、下の位の人にも必ず"さん付け"をすることなどです。"ちゃん"でも"君"でも呼びません。本当に正しい実力のある人が昇格する仕組みを作ろうとすると、言葉尻で上下関係を作るわけにはいかないんです。