くらし情報『フィギュア・羽生結弦の世界選手権連覇に欠けていたもの』

2015年3月30日 13:23

フィギュア・羽生結弦の世界選手権連覇に欠けていたもの

残る2本の3回転もきっちりとまとめ、トータル175.88でフリーを終えた。

○グランプリファイナルとの決定的な差

金メダルを獲得した今シーズンのグランプリファイナルでも、フリーの冒頭に4回転サルコウ(基礎点10.50)と4回転トゥーループ(基礎点10.30)を跳んでいる。このときは共に成功させ、さらにGOEでもそれぞれ2.43、2.71という高い加点を得ている。すなわち、この2つのジャンプで約26点を稼いでいた計算になる。結果、フリーでは194.08というパーソナルベストをたたきだした。

しかし今大会では、4回転サルコウが2回転サルコウ(基礎点1.30)になったこともあり、冒頭のこの2種類のジャンプで得られた点数は、GOEを含めても10点に満たなかった。その結果、わずか2.82点差で金メダルを逃してしまった。

昨年末の全日本選手権後に「尿膜管遺残症」であることが判明。
腹部の手術を受けて練習を再開するも、1月末には右足首をねんざするというアクシデントに見舞われた。決して体調が万全ではない中でもしっかりと「戦える体」に仕上げ、前日のショートプログラム(SP)ではシーズンベストの95.20をマーク。

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