くらし情報『フィギュア・羽生結弦の世界選手権連覇に欠けていたもの』

フィギュア・羽生結弦の世界選手権連覇に欠けていたもの

○同門2人のライバル物語に期待

羽生選手に代わって優勝したのは、同じブライアン・オーサーコーチに師事するハビエル・フェルナンデス選手(スペイン)。ラテンの貴公子はSP同様、美しいジャンプと情感たっぷりのステップなどで会場のファンを魅了。フリーでは一度の転倒ミスはあったものの、それ以外はほぼ完璧な演技を見せ、トータル273.90をマーク。悲願の世界選手権初優勝を果たした。

暫定1位でフェルナンデス選手の演技を見守った羽生選手。フェルナンデス選手のスコアを確認した瞬間に、3歳上の"兄弟子"に笑顔で惜しみない拍手を送った。自身が4回転をミスし、銀メダルに甘んじたことに「正直、悔しい」ともらしたのは偽らざる本音だっただろう。それでも、ハビエル選手のトップをわがことのように喜んでみせた姿が、羽生選手が皆から愛されている理由の一つと言える。


これからも、この同門2人による新たなライバル物語が繰り広げられていくだろう。そして、多くのドラマも生まれるはずだ。その過程で、羽生選手が今まで以上に強く"進化"していくことをファンもきっと望んでいるに違いない。

○取材協力: 澤田亜紀(さわだ あき)

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