今も残る「女は愛嬌」「寿退社」プレッシャー - サイレントマジョリティOLの実態
いろんな話に驚いたり絶句したりしながらのインタビューでしたが、今回のお話の中では、特に結婚願望はないのに、今の状況から円満に抜け出すためには、結婚しかないと思っているというエピソードが印象に残りました。会社勤めをしていたときのことを思いだせばその気持ちもわかります。でも、私の場合は20年も前の話。今ではすっかりそんなこともなくなっていると思ってましたが、時代が変わったのに、女性が会社で働き続けることもまだまだ想定されていません。たくさんの古い因習が残っている会社が今なお存在することに衝撃を受けました。西森路代
ライター。地方のOLを経て上京。派遣社員、編集プロダクション勤務を経てフリーに。
香港、台湾、韓国、日本などアジアのエンターテイメントと、女性の生き方について執筆中。現在、TBS RADIO「文化系トーラジオLIFE」にも出演中。著書に『K-POPがアジアを制覇する』(原書房)、共著に『女子会2.0』(NHK出版)などがある。