くらし情報『『龍三と七人の子分たち』北野武監督×藤竜也 - 「ニヤっと笑う顔がおかしくて」「すごい料理人」』

『龍三と七人の子分たち』北野武監督×藤竜也 - 「ニヤっと笑う顔がおかしくて」「すごい料理人」

『龍三と七人の子分たち』北野武監督×藤竜也 - 「ニヤっと笑う顔がおかしくて」「すごい料理人」
●キャスティングは思惑通り
北野武監督が『アウトレイジ ビヨンド』(2012年)の次に手がけたのは、「ジジイが最高!!」というコピーがついた、痛快な人間ドラマ『龍三と七人の子分たち』だ。藤竜也を筆頭に、平均年齢73歳のベテラン8人の俳優陣が、個性を炸裂させ、大暴れする勇姿がたまらない。

藤が演じるのは、その昔"鬼の龍三"と恐れられた強面の男だ。龍三が七人の子分と共に、オレオレ詐欺や悪徳訪問販売で荒稼ぎをしている若手の詐欺グループに物申す!本作は、コントのように軽妙な会話劇をふんだんに取り入れたり、度肝を抜くようなカーチェイスなどのアクションがあったりと、一筋縄ではいかない娯楽作に仕上がった。北野武監督と、藤竜也にインタビューし、気になる撮影裏話について聞いた。

――本作の脚本には、漫才の掛け合いのような会話劇が散りばめられています。北野監督は、どんな点に工夫をされましたか?

北野武監督「今回のは、漫才の台本を書くようなもので、いつもやっていることだったけど、問題は役者たちがこの通りにこなしてくれるかどうかだった。漫才はタイミングが大事だけど、映画は編集で流れを作れるので、コメディアンじゃない人の方が合うと思った。

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