くらし情報『心理カウンセラーが解説! 恋人に選ばれる恋愛テクニック (3) 恋愛がめんどうくさい時代の処方箋 -「共有幻想」』

2015年4月27日 19:49

心理カウンセラーが解説! 恋人に選ばれる恋愛テクニック (3) 恋愛がめんどうくさい時代の処方箋 -「共有幻想」

心理カウンセラーが解説! 恋人に選ばれる恋愛テクニック (3) 恋愛がめんどうくさい時代の処方箋 -「共有幻想」
「恋愛とは「幻想」を共有しあうもの」……この言葉はかつて、私が恋愛に悩んでいる頃に、ある作家先生がアドバイスしてくれた言葉です。男も女もお互いにそれぞれの「恋愛幻想」があり、その幻想の物語を共有できるから恋が生まれ、共有し続けることが「恋愛」なのだと。

恋愛とは幻想を共有しあうものという視点で、今、恋愛に効く処方箋を2つお話します。

○恋は錯覚

1つ目は「錯誤帰属」というワード。恋は錯誤帰属という一種の「錯覚」が引き金になって、始まります。吊り橋効果などで有名なあの原理です。どんなところが魅力的だったなどの理由は後づけであり、本来はあまり意味をなしません。

「恋愛は一過性の精神疾患のようなものである」というドラマのセリフを借りなくとも、臨床心理学者のフランク・タリス、「愛は4年で終わる」で有名な進化人類学者エレン・フィッシャーをはじめさまざまな学者によって、恋愛状態は「心酔」という精神病的な異常な興奮状態に入ると研究されてきました。
恋愛とは、「感情をつかさどる脳の辺縁系領域の活動」なので「思考を司る前頭前野の活動」ではじめようとしても始まりません。

恋とは本来的に、理屈の通用しない本能的な意思決定の産物なのです。

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