越智ゆらの、父の金言と“大みそかブログ”秘話「初めて言うんですけど…」
――上京されたのは結構前ですよね?
そうですね、上京したのは16歳の頃。今でも仕事とかで近くを通ると、すごく懐かしくて。今回の撮影でも、また住んでみたくなりました。当時はまだ高校生でしたが、ホームシックにすらならなくて(笑)。14歳からこの仕事を始めて、上京するまでは大阪から通って月の半分はホテル。その生活がすごくストレスだったので、一人暮らしを始めて「やっと自分の家だ!」という嬉しさの方が勝っていました。
○■「良いことは周りのおかげ」
――越智さん演じる優希は武流を「特別な人」と表現していました。越智さん自身にとっての「特別な人」とは?
私にとっては、父がずっと「特別な人」です。
一番尊敬しているのも父。私は母子家庭で育ったので、会う頻度も多くなくて互いの距離もありました。今も定期的に会って、お仕事面でも刺激を与えてくれる存在です。生き方とか人生観とか、すべてにおいて私の中心にあるのは父からの教えだと言えるくらい大切な人。「特別な人は?」と聞かれて、父が真っ先に浮かびました。
――掛けられた言葉で、心に残っていることはありますか?
「自分の身の回りに起こる悪いことは、全部自分のせい。