くらし情報『日本マイクロソフト「de:code 2015」 - 複数の機能強化でセキュリティ脅威に備えるWindows 10』

2015年5月28日 16:26

日本マイクロソフト「de:code 2015」 - 複数の機能強化でセキュリティ脅威に備えるWindows 10

さらにID/パスワードに関する問題では、リスト型攻撃の増加も発生する。例えば、複数のWebサイトで同じパスワードを使い回していた場合、その文字列はもっとも脆弱(ぜいじゃく)なWebサイトに合わせなければならない。仮に、サイトAのパスワード範囲は8文字まで、サイトBは特定の記号が使用できないという制限があったとしよう。このような制限が各所で発生すると、必然的に「弱いパスワード」を選ぶことになる。

簡単なパスワードは盗まれやすく、攻撃者がID/パスワードを手に入れた途端、各Webサイトに対して総当たりアクセス(ブルートフォースアタック)を行う傾向が強い。現在、ID/パスワードという管理方法は限界に達しているのだろう。近年は、スマートフォンや他のメールアドレスを用いた2要素認証も浸透しつつあるが、それでも完全とは言い切れない。

そこで注目すべきが、Windows 10から実装する「Windows Hello」と「Microsoft Passport」だ。
FIDO 2.0準拠やPKIの仕組み(公開鍵と秘密鍵)を使ってチャレンジ&レスポンス認証を行うため、キーロガー対策などあらゆる面でID管理のセキュリティレベルが向上する。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.