2015年6月5日 09:48
大阪市とKDDIを繋いだ"ハブ"と"スタートアップ"
KDDIは、インキュベーションプログラムが8期を迎えているが、地方のスタートアップ支援団体との連携を発表しており、今回の取り組みがその第1弾だ。このピッチイベントで優秀賞に選ばれたチームは、∞ラボの8期デモデイに登壇する権利を得られ、KDDIと共にスタートアップの支援を行うパートナー連合プログラム参加企業とのビジネスマッチングも受けられる。
ラボ長を務める江幡氏は、今回の地方連携について「地方のスタートアップをサポートできるように、もっと表舞台に出てこられる場を、地方連携を通して作っていきたい」とその目標を語る。
足かけ4年近くインキュベーションプログラムを続けている江幡氏らだが、これまでの経験から地方に眠る才能との交流をもっと進めていきたいという思いがあったのだという。実際に動き出したのは今年の頭からだが、夏のデモデイに向けて今回のピッチイベント実現にこぎつけた。
「熱い想いを持つOIHの人と一緒にやることで、何か新しいことをしたいと考えた」(江幡氏)
江幡氏がたびたび強調した点は「大阪を地方とは思っていない」ということ。この後、優秀賞を獲得したチームを紹介するが、いずれも明確な理念と目標、どのようにスケールしていくかという起業家らしいマインドセットを持ちあわせており、東京で行われている各種ベンチャー向けイベントの登壇者に引けをとらない雰囲気を持っていた。