大島由香里、“ダメージ床”を乗り越えて…『ニュースJAPAN』重圧の先にあった「自分らしさ」
と。アナウンサーとしてそういうことをやってきてないので分からなくて。周りのスタッフさんが試行錯誤して、イメージカラーから衣装まで、番組の見せ方についてすごく話し合ってくださっているので、そういう支えてくださる方々の姿を見て余計に緊張する(笑)。これで最後に私がやらかしてしまったら……それまでのスタッフさんの努力が水の泡になってしまうのが、すごく怖かったです。
――自問自答した「自分らしさとは」。終盤には見えてきたんですか?
「ニュースを正しく伝えること」が私にとって最も重要なテーマですし、やっぱり「私なんかよりもニュースを大事にしたい」となってしまいます。それについては自分でも納得していますが、どんどん前に行くタイプでもないので「自分らしさ」はどうしても後回しに。バイクの免許を取ったとき、「バイクの企画やってみようか」と意見を上げてくださったこともありました。
もっと自分を前に出していたら違った番組になっていたのかなとか、今でもふとしたときに頭をよぎります。
フジテレビのアナウンサーである限り、フジテレビを背負ってニュースを伝えなければならない。「私見=フジテレビの意見」になってしまうということはいつも言われていました。