鳥越裕貴、“2.5次元”で「表現の楽しみ増えた」『文ステ』あるあるも明かす
役者が楽しんでいないと、作品も楽しくならない。無理なくですけど、率先して「演劇を楽しんでます」ということを見せるようにしていました。
——特に新しいメンバーについて、印象的だったことなどはありますか?
稽古では、フョードル・D役の岸本勇太が、(村田)充さんとかと稽古場でやり合ってるのを見て、「よくすんなりと立ち向かえるな」と感心しています。肝が座ってますよね。(田淵)累生は別作品があって稽古に来れていないんですけど(取材は3月下旬)、連絡は取っているので「もう通し稽古だぞ」と教えたら、彼自身も「セリフは入れました!」と言っていて、いいプレッシャーはありつつ彼なりにのびのびやるんじゃないかと。
○■ファンの考えが深い
——鳥越さんはYouTubeの番組『ぼくたちのあそびば』で「2.5次元あるある」の企画をされていたりもされますが、2.5次元作品の面白さって、改めてどのようなところにあると思いますか?
最初は「2.5次元」という言葉にもひっかかりはあったんです。僕らは通常の舞台をやっているのに枠にとらわれるようで、「何の舞台だって変わらない」と、まあまあ尖っていました(笑)。でも、それまで舞台を観たことがなかったというアニメや漫画のファンの方が劇場に来てくれた時に、「演劇の面白さを広められる機会でもあるんだ」