黒羽麻璃央&立石俊樹、名作『ロミジュリ』への挑戦「自分が演じる意味を見つけたい」
が、色々な背景を持った若い方たちが集まっている『ロミジュリ』自体と重なるような気持ちにもなります。
黒羽:今回、R&Jダンサーの方も含めて若い方が多いので、「若気の至り」を全開に出していく、令和版の『ロミジュリ』が作れるんじゃないかなと思っています。大人になればなるほど、冷静になって考えちゃう部分もあるけど、若い時は突っ走るしかない、みたいなところがあるから。
立石:名作中の名作ですし、僕自身は、まず本当に素直に嬉しい気持ちが先行しています。ミュージカルをもっとやっていきたいという気持ちがあって、そういう中で抜擢していただいたので、難しいことは考えられなくて、シンプルに「全力でやる」という気持ちです。
——ちなみにお二人はどの曲が好きですか?
黒羽:僕はロミオの1発目の「いつか」という曲が好きです。いろいろ運命が動き出す曲でもあるし、まだジュリエットとロミオはその時はまだ出会ってないけど、同じ物に手を伸ばしている。結末を知っているからこそジーンと来るものもあるし、色々なことが始まるという意味でもすごく好きです。
立石:僕はいっぱいあるんですけど、自分の役で言うとやっぱり「ティボルト」。