くらし情報『住まいと安全とお金 (26) 住まいに関する節約術(1) - 誰も教えてくれない"間取り"の経済学』

住まいと安全とお金 (26) 住まいに関する節約術(1) - 誰も教えてくれない"間取り"の経済学

○豪華な設備は必要か? - 装置は簡単が肝要

最近の住宅は重装備になりすぎる傾向があります。確かに都市部の環境を考えると、耐火性性能は重要ですし、高気密・高断熱仕様も建物を長持ちさせるためには必要な部分もあります。しかし大切なことは、最初に設備ありきではなく、もっと簡単に機能を満足させる方法はないかを考えていけば、かなり費用は節約できるはずです。たとえば主婦は豪華なキッチンに目が行きがちですが、日々の調理に豪華なキッチンは必要ありません。シェフの厨房を見れば一目瞭然、極めてシンプルな造りです。同年代の女性たちでキッチンの話題になった事があります。毎日使う部分の扉は不要という意見があり、皆の賛同を得ていたのは意外でした。まだ業界は本当の女性のニーズをつかんでいないのかもしれません。
高い設備を売りたい業界の意図は分かりますが、それに流されずシンプルで本当に使いやすいものを求めていく事が大切です。

○収納の経済学を理解する事が節約につながる

住宅メーカーに勤務していた時に多くの顧客に接してきましたが、必ず言われるのが「納戸が欲しい」という要望でした。最近は「断捨離」という言葉が認知され、不要品を処分する意義も理解され始めていますが、まだまだ理解が充分ではないと感じています。

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