くらし情報『高校野球の激戦地神奈川の4回戦で涙を飲んだ進学校のイケメン右腕が描く夢』

高校野球の激戦地神奈川の4回戦で涙を飲んだ進学校のイケメン右腕が描く夢

全体での朝練習は原則禁止。午後7時半には完全下校となるため、7時過ぎには練習を切り上げなければいけない。

公立校ならではのさまざまな制約があるなかで、佐相監督は自身の座右の銘を実践していく。

「環境は人が作る。その環境が人を作る」。

保護者会とOB会の全面的な協力を得ながら、ナイター照明、屋根付きブルペン、速球対策用のピッチングマシン、ぬかるまない土への入れ替えなど、コツコツと環境を整えてきた。

○元甲子園球児のアドバイスで習得した新球

チームの合言葉は「創意工夫」だ。フリー打撃はケージを4つ並べて、バックネットに向かって快音を響かせる。
隣接する民家に打球が飛び込むのを防ぐ防御ネットは、保護者が手作りで縫い上げて二重にした。

ティー打撃ではあえて1.2kgの重いバットを用い、次第に軽いバットへ移行して思い切り振らせる。その意図を指揮官は「速い動きで筋肉を刺激して、速いスイングスピードを教え込ませる」と説明する。グラウンド脇にある緩やかなスロープは、体幹と腕力を鍛える格好の場所となった。18リットルのポリタンクに水を入れて、抱えながら登り降りするメニューが一日置きに課されてきた。

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