くらし情報『湘南ベルマーレ指揮官がレッズとの4度目の対峙で得たさらなる成長への確信』

湘南ベルマーレ指揮官がレッズとの4度目の対峙で得たさらなる成長への確信

と呼ぶ赤い悪魔との戦いで、それでも初めて納得できる部分があったことが表情を精悍(せいかん)にさせる。

「戦略的にも選手たちの自信という意味でも、一番整理されたなかで戦えた。その結果としての負けは、つまり浦和さんとの差になりますけど、手応えをつかみながら臨んでいる点で、これまでの3試合とは違うのかなと」。

○2年前のロッカールームで訴えられた涙の決意

振り返ってみれば、ターニングポイントとなる試合の相手はすべてレッズだった。2013年4月14日。場所も同じ埼玉スタジアムで初めて対峙(たいじ)し、0対2で屈した一戦をチョウ監督はいまも忘れていない。

「1点を取られたときに、選手が『ダメだな』という表情になってしまった。『やはり差があるんだ』と彼らが感じながら戦ってしまった。
内容的には5、6点取られてもおかしくなかったので」。

FW興梠慎三に先制点を奪われた前半30分を境に、キャプテンのMF永木亮太の言葉を借りれば「臆(おく)してしまった」となる。試合後のロッカールーム。指揮官は目を真っ赤に腫らしながら訴えた。

「オレは絶対に引かない! 」。

自分たちのゴール前をガチガチに固めれば、スコアレスドローで勝ち点1を手にできるかもしれない。

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