くらし情報『湘南ベルマーレ指揮官がレッズとの4度目の対峙で得たさらなる成長への確信』

湘南ベルマーレ指揮官がレッズとの4度目の対峙で得たさらなる成長への確信

しかし、必要以上にレッズを畏怖(いふ)して戦うことが、若いチームの成長につながるのか。答えはもちろん「ノー」となる。

チョウ監督が発した「引かない! 」には、「就任1年目の2012年シーズンから育んできた『湘南スタイル』は捨てない」という不退転の決意が込められていた。

ロッカールームでの光景を見た眞壁潔社長(現会長)が、たとえJ2に降格しても、チョウ監督に引き続き指導を託そうと心に決めた瞬間でもあった。

○今シーズンの開幕戦でレッズを望んだ理由

5カ月半後の9月28日。ホームにレッズを迎えた再戦で、ベルマーレは見違えるような戦いを演じる。前半18分に先制されながら、前へ、前へと怒涛(どとう)のプレッシャーをかけ続ける。

後半30分、36分の連続ゴールで逆転。
しかし、直後に退場者を出したことが響き、アディショナルタイムに突入する直前に同点とされた。

そのまま試合を終えた直後のロッカールーム。号泣しながら選手たちに頭を下げた理由を、チョウ監督は後にこう明かしている。

「選手たちの成長に僕が追いついていない。もっと自分の采配で助けることができたと思うと…」。

以来、この一戦の映像を何度も見直してきた。

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