くらし情報『40代後半から映画脚本の道へ - 『天空の蜂』脚本家が語る、仕事のエッセンス』

2015年9月10日 11:03

40代後半から映画脚本の道へ - 『天空の蜂』脚本家が語る、仕事のエッセンス

でも、2回、3回と見ると、いろんなものが刺さってくるし、エンターテイメントとメッセージ性って両立してますよね。

今回、僕の中では、『ジョーズ』『タワーリング・インフェルノ』『新幹線大爆破』という三本が目標としてありました。三本とも70年代の作品なんですけど、エンタメとしてもおもしろいのにメッセージ性もあったんです。例えば、『タワーリング・インフェルノ』だと、「いくら技術があるからといって、高層ビルをただ建てるだけではいけないよと、そこに人間の過信があると、大惨事になってしまう」というような。『天空の蜂』も、技術が進んで巨大なヘリも原発も作れるようになった。でも、それを使う側の人間がちゃんとしていないと……というものなので、非常に似ているんですよね。でも、70年代の映画を見ても、良い映画にエンターテインメントとメッセージ性は両方あって当然だと思うんです。

――私なんかは、『マッドマックス』を見て、こんなことが両立するんだ!と新鮮に驚いてたんですけど、昔からそういう作品はあったんですね。
見返してみたいです

映画には、間口と奥行きがあると思うんですよ。よくできたものは、間口が広くて奥行きも深い。

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