2015年9月28日 12:40
若き起業家たちの夢とその戦略 (8) STYLERがファッション×ITで実現する「人と商品の新たな出会い」
Amazonに在籍しているときも、ほとんどの物を自社サービスで買っていました。とは言いつつも、その多くを日用品が占めており、ファッションアイテムとしてはせいぜい、靴下やインナーくらいだった。これは僕だけに言えることではなく、ほとんどの社員がそうでした。ITリテラシーが高く、金銭的に余裕のある人でも、ファッションや旅行、食などライフスタイル領域ではオフラインがメインにならざるを得ない、そういう市場もあるんだなと感じました。
こういった市場では、テクノロジーを活用したビジネスの刷新が遅れる傾向にありますが、関わっている人たちが現状に課題を感じていないわけではない。ニーズはあると思っていたので、ライフスタイル領域で起業しようと考えていました。
ただ、スタートアップは山あり谷ありで、良い時期ばかりではありません。「調子が悪いときも頑張って続けると、何か良いことがあるかもしれないね」みたいな世界。
それを踏まえて考えた結果、ファッションという自分が好きな領域で起業し、ITを利用したソリューションで業界に貢献しようと決めました。サービスのオープンβテストを開始したのは、今年(2015年)の7月のことです。