くらし情報『巨人Intelに挑め! - 自作PCユーザーを歓喜させたK6シリーズ (5) [番外編]海外出張の思い出 - 2回目の出張は、なんとビバリーヒルズ』

2015年10月5日 11:00

巨人Intelに挑め! - 自作PCユーザーを歓喜させたK6シリーズ (5) [番外編]海外出張の思い出 - 2回目の出張は、なんとビバリーヒルズ

そこで、はっと気が付いて思わず小さな声をあげてしまった、"Sonyの盛田昭夫さんだっ!!"。

○日米半導体会議の裏でJerryが画策していたこと

その後新聞などを読んでようやく事情が呑み込めた。前述した日米の半導体貿易の摩擦問題は日米政府の通商問題にまで発展したが、これを見かねたSonyの盛田昭夫さんが、両業界の代表に働きかけ民間レベルの会合の招集を発案した。そのUS側のまとめ役がAMDのJerry Sandersだった。その日の会議は両業界の代表同士が一堂に会する歴史的な第1回会合であったのだ。その場にあって、抜け目のない営業マンのJerryは競合他社を出し抜いて、大切な日本のお客様のお偉いさんたちにAMDの売り込みを始めたかったということだ。

場所がビバリーヒルズのホテルだったのは、それがUS政府があるワシントンDCの反対側の西海岸にあり、シリコンバレーに近いLAだったこともあろうが、もう1つの理由はJerryの自宅がビバリーヒルズの高級住宅街ベルエアにあったためかもしれないと思う。

というのも、リムジンの運転手がビバリーヒルズを案内してやるよと言うので、その辺を走ってもらったが"あれが君の会社の大将の家だ、隣は俳優のピーターフォークの家だ、刑事コロンボ知ってるだろ? その向かいは女優のジェーンフォンダの家"、などと言いながらベルエアのメインストリートを走り抜けてJerryの邸宅の前を通った。

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