2015年11月13日 19:35
2015年のセキュリティ10大事件、ビジネスマンの認知度第1位は6月に発覚したあの事件
と警告する。ウィーファー氏は、すぐに攻撃が発生するというよりも、2016年はスマートカーの弱点が発見される年になるとみている。
一般的に攻撃によって盗まれた個人情報は闇市場で売買されているとされるが、ウィーファー氏は広範囲に集められた情報がデータマイニングによって関連付けられて、より精度の高い個人情報として取引されるようになると予測する。
また、電力などの重要社会インフラへの攻撃やIoTへの攻撃についても、2016年に拡大するみており、さらなるセキュリティ対策の必要性を強調する。
○急増するIoTデバイスへの攻撃
今後5年間では、IoTでIP接続のデバイスが急増し、より多くの標的が生まれると推測。「2020年までに2,000億台のデバイスが存在するようになるといわれ、デバイス同士が相互に接続するようになる」とウィーファー氏。そのうちの1つのデバイスが攻撃されると、相互接続する別のデバイスに対しても攻撃が可能になるため、「企業は社内だけでなく、従業員の家庭にあるエンターテインメントシステムまで気にしなければならなくなる」と総括した。
サイバー攻撃は今後さらに進化していくとみており、「より高度化し、さらに大衆化、一般化する」