くらし情報『2015年のセキュリティ10大事件、ビジネスマンの認知度第1位は6月に発覚したあの事件』

2015年11月13日 19:35

2015年のセキュリティ10大事件、ビジネスマンの認知度第1位は6月に発覚したあの事件

とウィーファー氏は語る。誰でも簡単に攻撃できるようになり、しかも高度化しているため、「防御は100%成功しない」(ウィーファー氏)ことから、侵入された後、どのように防御するかという点を重視する。

攻撃に対する対策としては、侵入を防止する防御だけでなく、侵入を検知し、適切に復旧するというライフサイクルに加えて、それぞれの段階で得られた知見をそれぞれの対策に反映させることが重要だという。

「これによってより強いセキュリティができる。この脅威対策のライフサイクルを提唱していきたい」と田井氏は語り、包括的なセキュリティ対策の必要性を訴えた。

なお、同社では同様の調査を海外では実施していないが、海外に比べて日本ではモバイル通信環境が充実しているため、「米国はPCベースの攻撃が多いが、日本はモバイルへの攻撃が多い」(ウィーファー氏)という。

また、ランサムウェアの攻撃が少なく、今回の調査でもランキング外だったというが、これはまだ言語の問題があるとしている。ただ、以前は言語の問題で被害の少なかったフィッシングが日本でも頻繁に見られるようになった通り、今後の攻撃拡大も懸念される。
「短期的、戦術的な攻撃の違いはあっても、全体としてはグローバルと同じ傾向」とウィーファー氏は強調し、「日本だから」という考えをせずにセキュリティ対策をすることを求めた。

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