ボーナスに依存するのはキケン! - 賢いボーナスの活かし方とは!?
もうひとつ、同じローン返済にしても、住宅ローンのボーナス返済については、長期的な観点で考える必要があります。住宅ローンをいつの時点で組んだのかにもよりますが、景気のいい時は得てしてボーナス返済の割合を多くしてしまいがちです。住宅ローンの基本は、毎月いくらなら返せるかで借入金額を決めるべきで、借入金額を増やすためにボーナス返済を組み込むことは避けることです。あくまでボーナス返済はオプション。借入額の50%をボーナス返済で、と考えているようでは、先々、ボーナスは住宅ローンで全部消えてしまう、ということになりかねません。最悪の場合、ボーナスが減額になり住宅ローンが払えないという事態にもつながります。もしも過剰にボーナス返済に依存しているなら、早めに金融機関に返済方法の変更を相談するのも手です。
○賢いボーナスの使い道とは?
冒頭で説明したとおり、ボーナスは企業業績によって左右されるもの。
この先、必ずしも右肩上がりでボーナスが増額していくとは限りません。ボーナスは臨時収入であるわけです。それをよく理解したうえで、ボーナスの上手な使い道を考えることが、家計の安定や貯蓄上手になる早道なのです。