2021年12月13日 07:00
ムロツヨシ、“お調子者”の原点…少年期に笑いの大切さ実感! 役者としての転機も明かす
ボス・ベイビーは上から目線でありながらも、なぜかみんなから慕われる。そこに説得力がないといけないので、自信がありながらも、根っこには優しさや熱いハートがあることを意識して演じました」と語り、「ボス・ベイビーはこんな上司がいたらいいなと思うような人ですよね。ダメなヤツも見捨てず、いいところを見つけてくれるような人。僕も憧れます」と役柄への愛情をにじませる。
■「“笑い”っていいものだ」と少年期に実感
今や専業主夫となったティムと、エリートビジネスマンとなったボス・ベイビー。昔を思い出しながら再び兄弟の絆を取り戻していく彼らを見ていると、自身の子供時代を振り返ってみたくなる人も多いはず。ムロは一体、どのような少年だったのだろうか?すると「頑張ってお調子者になっていました」とにっこり。
「父、母がいなくて、おば家族や祖母に育てられてきたので、そのことを周囲に知られていくにつれて、『かわいそうだな』と思われることもあって。
先生に家族の話を聞かれて打ち明けると『ごめんな』と言われたり。僕自身、その家族構成についてはつらくないんですけど、“聞いちゃいけないことを聞いてしまった”という空気になったり、『かわいそう』と思われるのが苦手でした。