"女優・森カンナ"はどんな人? 『びったれ』先入観のまま直撃取材「人を叱れるほど、しっかりした人間ではありません」
お母さんの気持ちになりたいと思って、そう呼ぶようにお願いしました(笑)。ドラマの最初の時だったと思います。ちゃんと呼んでくれるんですよ。動画とかもたくさん撮って、「もう1回言って!」とお願いしてみたり(笑)。
合間には一緒に遊んで、私にとっては"癒やし"のような存在でした。映画が完成した時に会いましたが、すっかり大人になっていて。そのあとに試写でも会ってさらに大人に……。子どもの成長には、びっくりしますね(笑)。
――森さんが演じた杉山栄子は、司法書士・伊武をサポートする補助者という立場でしたが、軽率なミスを繰り返す伊武を叱りつけるシーンはこのシリーズでおなじみです。杉山の魅力はどのようなところだと思いますか。
唯一、伊武にガミガミ言えることができるしっかり者。伊武の裏の顔がヤクザであることが分かっても、接し方が変わらないところとかは、人間の本質を見るタイプなんだと思います。何よりも司法書士としての伊武を尊敬していることもあって、どんなにガミガミ怒ってもそのあたりの態度が変わることはありませんでした。
――怒り方に変化は?
同じだと思います。同じミスが繰り返されると「また?」みたいなイラ立ちがあってヒートアップして、最後はあきれてしまいます(笑)。