2015年12月11日 15:31
2045年問題でビジネスシーンは目まぐるしく変化するのか?
職種として、各種デザイナーなどのクリエイティブな職種や、編集者などのメディア系業種、医師などが並んでいる。
この背景にあるのは、我々が今目にしているICTイノベーションと「2045年問題」である。米国の著名人で現在はGoogleで大脳新皮質のコンピューター化を目指す「Neocortex Simulator」を研究しているRay Kurzweil氏の著書「The Singularity Is Near(2005)」から2045年問題は始まった。
同書ではICTイノベーションの進化が、人類の持つ知識レベルを凌駕するTechnological Singularity(テクノロジカル・シンギュラリティ: 技術的特異点)が21世紀末までに発生すると述べている。その後Kurzweil氏はICTイノベーションの加速を踏まえて、その時期を2045年に改めた。これが2045年問題といわれる起因だ。
すでにAIが人間を凌駕するシーンは多くの方が目にしている。例えばIBMのDeep Blueは1997年5月に当時のチェス世界チャンピオンを倒し、同じくIBMが開発したWatsonは2011年2月に米国のクイズ番組で総合優勝した。