2015年12月14日 18:35
ネットブック再来を感じるキングジム「ポータブック」 - 阿久津良和のWindows Weekly Report
キーボードレイアウトは個人の好みが入るものの、少々使いにくい部分があった。キーピッチ18mmとストローク15mmを各文字キーが維持している点は非常に素晴らしいが、筆者がATOKで多用する[End]キーは右下の矢印キーと兼用。ファンクションキー類も全体的に小さい。ただ、ポメラシリーズを使ってきた方なら、さほど不満を覚えることはないだろう。
同じく慣れが必要な部分が、キーボード中央にある光学式フィンガーマウスである。一見するとThinkPadのようなスティックポインターのようだが、ポータブックのそれはポインターの表面をなぞるように操作する方式だ。また、キーボード下に並ぶボタンもクリック感が強く好みが分かれる。
試しに電車の中でも使ってみた。
このあたりはポメラシリーズと異なり、膝の上でもバランスが保たれる。ディスプレイ側よりも本体側が重いので、想像以上の安定感だ。本体のコンパクトさも相まって移動中の文章入力デバイスとしてバッテリー駆動時間をのぞけば、好きなテキストエディターやIMEが選択できる分、ポメラ以上と評価しても構わないだろう。だが、ポータブックをPCとしてみると、Wi-Fiは2.4GHz帯のみ、USBも2.0止まり。