2015年12月14日 18:35
ネットブック再来を感じるキングジム「ポータブック」 - 阿久津良和のWindows Weekly Report
このあたりは「コストを鑑みて実装を見送った」とキングジム商品開発部の冨田正浩氏は説明していた。また、キングジム取締役開発本部長の亀田登信氏はポータブックを「携帯性と使いやすさの両立を目指したが、スペック至上主義的な製品ではない。ビジネスの未来を変えることはできないが、明日の出張は変えられる」と紹介していた。
Windows 10を搭載したポメラと捉えると、あれこれと欠点が見えてしまうのはPC/IT系ライターの悪い癖だと自戒するが、ポータブックを電子文房具として見れば、非常に野心的なデバイスである。
このような表現がマッチするのか疑問は残るが、ポータブックは"Windows 10時代のネットブック"と言えるのではないだろうか。この分野は昔から一定のニーズがあり、筆者も例に漏れず好きなジャンルである。古きDOS時代ならPalm Top PC 110、Windows 9x時代ならVAIO C1、6年前ならEee PCに代表されるネットブックを思い出す読者も少なくないだろう。
キングジム代表取締役社長の宮本彰氏は「(ポータブックが)隙間商品と言えるか微妙だが、コンセプトなどを吟味すれば今の世の中にはない製品だ。