くらし情報『不妊、約1/3は男性側に原因 - 「男性不妊」の治療はいくらかかる? (後編)』

2015年12月24日 16:00

不妊、約1/3は男性側に原因 - 「男性不妊」の治療はいくらかかる? (後編)

今では、日本でも2011年までに、約8万人の赤ちゃんが顕微授精で生まれています。

顕微授精では、卵子に直接精子を注入します。手順としては、「卵胞を発育させる→採卵する→顕微授精する→受精卵を胚移植する→余剰卵を胚凍結する」という流れです。なので、採卵と顕微授精の費用が必要になります。自費診療のため、施設により費用は異なりますが、一般に、採卵周期の体外受精・胚移植の費用は35~55万円程度ですが、顕微授精の場合はさらに10~20万円程度必要です。凍結した胚の移植だけですと10万程度のことが多いでしょう。また自治体は、年収制限はありますが、採卵に15万円、融解胚移植に7万円などといった不妊治療助成金出しています(金額および適応は住民票のある自治体の保険所にご確認ください)。

○精液検査の場合

男性の検査には、フーナーテストのほかに精液検査もあります。
精液検査では、精液の量、精液中の精子の数、運動率、奇形率をカウントします。もし、精子がゼロの場合、「逆行性射精」といって、尿中に精子がいることもあるので、射精後の尿を回収して尿中に精子がいるかどうか調べます。尿にも精子がいない場合は、「精巣内精子採取術」

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